オリエンタルランド・USJ・サンリオの株価を、開始時を100とする指数に変換して重ねると、 「テーマパーク中心のビジネス」と「キャラクターIP中心のビジネス」の違いがくっきりと表れます。 長期でみると、オリエンタルランドとUSJは景気や為替の影響を受けつつも、入場者数や客単価の積み上げとともにじわじわと指数を切り上げてきました。
一方、サンリオはある時期までは横ばい〜低迷が続くものの、 直近ではキャラクターIPのグローバル展開やデジタル領域への広がりが評価され、 急角度で指数を押し上げる「後半加速型」の動きが目立ちます。 テーマパークと違い、ライセンスビジネスは一度スケールし始めると利益成長が株価にストレートに乗りやすい構造がチャートから読み取れます。
また、このページではUSJを「日本国内のテーマパークでありながら、海外上場企業の株価をベースにしたドル建て指標」として扱っています。 通貨や市場が異なる銘柄でも、こうして指数化することで「どの時期にどのビジネスがより高く評価されていたのか」を同じフレームで比べられる、というサンプルにもなっています。
3 社の線が交差・乖離している局面を追っていくと、 インバウンド需要の変化・大型投資のタイミング・IP戦略の転換などが、 それぞれどのように株価に反映されたのかが立体的に見えてきます。 下の個別カードでは、各社のストーリーをもう少し丁寧にたどっていきます。
3 社の株価を開始時点を100とする指数に変換し、通貨や株価水準の違いをならして比較しています。 日本株だけでなく、USJは海外上場株をベースにしたドル建てデータを用いているため、 「どの事業がどの時期により強く評価されたか」を相対的に眺めることができます。
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