USJ関連株 長期株価チャート(ドル建て)
1995 年から 2025 年までの株価推移を 1 枚のドル建てチャートにまとめ、テーマパーク事業にとっての転機となった年に★マークとコメントを付けています。 USJ開業、新アトラクション投資、コロナ禍など、事業環境の変化がどのように株価に反映されたかを時系列で眺めることができます。
※ このチャートは、日本に上場していない USJ 単体の株ではなく、USJ を含むテーマパーク事業を展開する 米国企業 Comcast Corporation(CMCSA, NASDAQ) のドル建て株価データをもとに作成しています。 あくまで USJ を含むテーマパーク事業の動きを眺めるための proxy であり、 実際の投資判断にあたっては、対象銘柄・ティッカー・為替レートなどを必ずご自身でご確認ください。
AI分析(このチャートから読み取れること)
チャートで見えるポイント:
- USJ開業や新エリア投資など、大型投資と話題性が重なった局面で上昇トレンドが強くなる。
- 世界金融危機やコロナ禍など、レジャー需要が止まる局面では、急落と長い回復期間が目立つ。
- ドル建て株価のため、テーマパーク事業の成長に加えて、米国株全体の地合い・金利・為替も同時に効いている。
チャート前半では、USJ開業やリニューアル投資といったイベントを背景に、株価がじわじわと水準を切り上げていく様子が見られます。 一方で、投資負担や景気後退が重なると、上昇が止まりレンジ相場に入るなど、期待と負担の綱引きが株価に反映されています。
2008〜2009年の世界金融危機では、他のレジャー関連と同様に大きく値を崩し、その後もしばらくは戻りの鈍い局面が続きます。 テーマパーク事業は固定費が大きく、入場者数が落ち込むと収益が急速に悪化しやすいため、 不況期には株価が深く沈みやすいビジネスモデルであることがチャートからも読み取れます。
2010年代半ば以降は、新エリア開業やIP活用が成功し、入場者数の増加とともに株価も力強い上昇トレンドに入ります。 「体験型エンタメへの需要」と「IP投資の成果」が同時に評価され、高値更新を繰り返す局面が続いたことが分かります。
しかし、2020年以降のコロナ禍では、長期休園や入場制限の影響から急落し、その後の回復も段階的です。 需要は戻りつつあるものの、投資負担や金利上昇、競争環境など複数の要因が重なり、チャートはボラティリティの高い高値圏となっています。
なお、このチャートはドル建てであるため、日本の個人投資家が円でリターンを考える場合には、 テーマパーク事業の成長だけでなく為替(ドル円)の動きも重要になります。 ドル高・円安局面では、チャート以上に円ベースの評価額が動く可能性がある点には注意が必要です。
テーマパークビジネスの日本株との違いを見たい場合は、 オリエンタルランドの株価ストーリー や、 オリエンタルランド × USJ の株価比較チャート(参考) もあわせてご覧ください。