ホンダ 長期株価チャート
2000 年から 2025 年までの株価推移を 1 枚のチャートにまとめ、大きく動いた年には★マークとコメントを付けています。 チャート上の注釈は、主要なイベントやトレンドの転換点を示す目印として機能します。
AI分析(このチャートから読み取れること)
チャートで見えるポイント:
- 景気敏感株らしくボラティリティは高いが、ショック後には段階的な戻り局面が何度も訪れている。
- ★が並ぶ局面では、為替や世界需要、品質問題など「複数のテーマ」が同時に意識されていることが多い。
- 高値圏の調整はあるものの、2000 年代前半と比べると直近の高値レンジは明確に切り上がっている。
チャート全体を見ると、ITバブル崩壊やリーマンショック、コロナショックなど、世界的なイベントのたびに株価が大きく振れていることが分かります。 その一方で、各ショック後には需要回復や為替の追い風をきっかけに水準訂正の上昇が入り、 過去のボトムと比べて一段高いレンジに移行していくパターンが繰り返されています。
2000〜2003 年ごろの★コメントは、円高・世界景気の減速で調整しながらも、北米販売や新型車投入で徐々に切り返していく流れを示しています。 一度の上昇で一気にブレイクするというより、「上がる → 調整 → もう一段上へ」という階段状の動きが特徴的です。
2008〜2009 年のリーマンショック局面では、株価が急落したのち、底値圏でもみ合いながら少しずつ水準を戻していく様子が描かれています。 コメントも「需要回復」「ハイブリッド車販売拡大」など、業績の立て直しに関するキーワードが並び、 悲観から徐々に期待へと市場のトーンが変わっていく過程が読み取れます。
2010 年代後半以降は、円安や北米販売の堅調さ、EV・電動化への期待などが重なり、 高値更新と調整を繰り返しながらも全体としては高値レンジを維持しています。 一方で、品質問題や原材料高などが意識された年には、★コメントが示すように戻りが鈍くなり、 「良いニュースと悪いニュースが同居する相場」になっている点も特徴的です。
直近のコメントでは、半導体不足の解消や北米販売の回復、EV・電動化戦略の評価などが意識される一方、 円高リスクや競争激化への警戒感も残っています。 総じて、ホンダ株は景気や為替に素直に反応しつつも、事業基盤の強さを背景に長期的には水準を切り上げてきた銘柄と解釈できます。
リーマンショック期やコロナショック期の動きを他社と比較して見たい場合は、 トヨタ × ホンダ × 日産の株価比較チャート も参考になります。